NHK・Eテレのムジカ・ピッコリーノで「音がとまらない!?」が放送されました。
ピンクの可愛らしい衣装を纏ったアリーナと若く成端なエリオットが、楽器の音を封じ込めたモンストロを探しに行く物語です。
今回は、「音がとまらない!?」という話で、見つけたピリオド・モンストロは、永遠に音を出し続けることが出来る不思議な楽器!!
さて、今回のムジカで取り上げられたのは、どんな楽器で、何を演奏したのか?
「音がとまらない!?」の放送内容
「音がとまらない!?」の冒頭は、エリオットとポン・ジョルノさんがモンストロの発掘作業を行っているところから始まりました。
そして、笛のようなモンストロの欠片を発見しました。
一方、アリーナは、報告書を纏めるためラボにいました。
さすが、未来のムジカ・ドクター。真面目ですね。
と、思いきや・・・
報告書を書くのが疲れたようです。
エリオットのモンストロ・スキャナーを勝手にいじくり倒していました(笑)
適当に操作して、「ピーーーーーーーー」っていう、変な音が止まらなくなりました!
とまらない!?
そこに、モンストロの欠片を手にしたエリオットが、ラボに戻って来ました。
妙に挙動不審な言動を取るアリーナを訝しんでいます。
すぐに、アリーナがスキャナを壊したことがバレますね!
しかし、アリーナが壊したお陰で鳴っている「ピーーーーーーーー」って音に、モンストロが反応しました!!
地面から笛のような部分が出ています。
笛のような音・形で“音がとまらない”楽器。
そう、これはバグパイプという楽器です。
少しマイナーな楽器の登場です!!
早速、リヒャルト船長は、乗組員のバグパイプ専門家を呼びました。
バグパイプのモンストロ
今回はバグパイプのモンストロの話です。
珍しい楽器ですね。
ムジカ・ピッコリーノは素晴らしいですね、様々な楽器を取り入れていて。
小さな子どもたちが、数多くの楽器の形・音色・演奏方法を知ることができて、将来、あんな楽器を演奏してみたいとか、こんな楽器とコラボしてみたい、みたいな、素敵な音楽好きに成長できる優良音楽番組ですね!!
では、バグパイプについて少し紹介します。
見た目や持ち方はこんな感じです。
見づらいですが、①を口に咥えて息を送り込みます。②は笛みたいに穴を押さえてメロディーを奏でます。他に突き出ている笛からも音が鳴りますが単音です。黒いバッグみたいな部分には空気が蓄えられています。そのバッグを小脇に抱えて空気を絞り出すように脇を締めると、口から息を吹いていなくても、音が永遠になる仕組みです。
空気を蓄える“バッグ”と笛の“パイプ”を合わせて“バグパイプ”と言うそうです。意外とシンプルなネーミングですね~。
バグパイプはスコットランドが有名です。他にも、アイルランド、スペイン、ポーランド、トルコ、バルカン半島といった広い範囲に存在しているようですが。
そして、演奏しているオジサン、素敵なスカート履いてますね。
これは、キルトという衣装です。スコットランドの伝統衣装です。
柄はタータンで、いわゆるチェック柄です。このチェック柄は日本で言う“家紋”の様なもので、家系や企業により柄が異なります。今後、気安くタータン柄のシャツとかスカートとかハンケチとか使えないですね(笑)
ちなみに、このバグパイプ。ムジカで見てみると、音階が普通のドレミファソラシドではないですね。音色も中東とかエジプトっぽい雰囲気を醸し出していませんか?
バグパイプの原型は、エジプトやイラクなど、あっちの方の楽器が原型みたいです。そして、インドの蛇使いが奏でる笛みたいのから発展してバグパイプが完成したそうです。
音色もそんな感じですよね!!
「Scotland the Brave」を演奏
そんな不思議な仕組みと音色を兼ね揃えたバグパイプとムジカ・キャストがセッションです。
演奏する曲は「Scotland the Brave」です。スコットランドでは国歌並みにパブリックでメジャーな曲です。
ポンさんの軽快なサイド・ドラムが良いです。そして、アリーナの奏でるコンサートバスドラム(大太鼓)も、心地よい低音と継続した安定のリズムを刻んでいます。
あと、ゴンドリーさんのユーフォニアムも優しい音色で吸い込まれてしまいそうです。
そこに、バグパイプの奏でる可愛らしくも力強い音色がマッチします。本当に音がとまることなく鳴り響いています。
また、アリーナのヴォーカルもいいですね。アリーナって、何カ国の歌詞を歌えるのだろうか??
美しく、歌もうまく、多くの楽器を演奏できるアリーナの良さが今回も見れましたね。
次は、どんなモンストロに出会えるのか?楽しみです!!
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