私には妻がおります。そして、息子が二人います。
そして、犬が一匹います。いえ、いました。柴犬です。メスです。可愛いかったです。もう、老衰で亡くなってしまいましたが、、、
これからお話する内容は、この可愛い柴犬が逃走してしまったときの最善の対処法について、実体験を元に紹介します。
合わせて、柴犬逃走劇の中で繰り広げられた、私の嫁のちょっとおバカな言動も紹介します。
あるある~って、思ってくれる方もいるでしょうし、他方、なにやってんだこいつら、って思う方もいるでしょう。
世の中、色んな人がいるな~と、温かく見守ってくれると幸いです。
柴犬が逃走したよ!!
うちの柴犬は庭で飼っています。室外犬です。
庭にはフェンスが張り巡らせてあり、よくリードを外し、自然に近い形で伸び伸びと犬を自由に遊ばせていました。
私はその日、庭で思う存分「ひょっこりはん」してました。
ひょっこりはんの規模を拡大しようと、フェンスの扉を開け、敷地外までひょっこりしようとしたところ、柴犬はひっそりと逃走しました。
どっぷり、ひょっこりしていた私。
ひっそりと逃走した柴犬に気づいたときは、すでに遅し。
とっくに柴犬はとっとと遠くに過ぎ去って行きました。。。
私は想いました。
「逃げた、、、、」
ってね。
でも実は、うちの柴犬の逃走はこれが初めてではありません。
私が物思いに耽ると、たいていフェンスの扉は開けっぱで、その隙きをついて、柴犬はよく逃走したものでした。
大抵は10分程度で必ず戻ってきます。
すぐに飽きるんでしょうかね?フェンスの扉を開けて待っていると、必ず庭に戻って来ていました。
しかし今回は、待てど暮らせど戻ってくる気配がありません。
夜になっても戻ってこない我が家の柴犬。
おかしいぞ、心配だ、不安だ、、、
いつ戻ってくるんだ?
忘れたころに、ひょっこり戻って来るんじゃないのか??
そんなことを想いながら夜が更けました。
朝になっても戻ってこない我が家の柴犬。
私は、これは一大事だとやっとこさ悟りました。
飼い犬が逃走したときに取るべき行動は?
私は、柴犬はいずれ戻ってくるだろうと悠長に構えていましたが、どうやら考えを改めなくてはなりません。
ここからは、飼い犬が逃走したとき、飼い主が取るべき行動をせねばなりません。
まずは、保健所に連絡です。
各都道府県の保健所では、飼い犬の逃走/逸走情報が登録できます。
なので、飼い犬が逃げてしまった場合、まずは保健所で逸走情報を登録しましょう。
もし、心優しい方が逃走中の犬を見つけたり保護してくれた場合、保健所のホームページを閲覧して、おなじ特徴の犬が登録されていた場合、保健所に連絡してくれます。心優しい方だった場合ですが。
その心優しい方の連絡を受けた保健所の職員は、逸走情報を登録した飼い主に目撃/保護情報を連絡してくれます。
連絡を受けた飼い主は、その情報から我が家の飼い犬か否かを判断します。
どう考えても、うちの犬に間違いない!という特徴の情報でしたら、心優しい目撃者もしくは保護者の方に連絡をとり、飼い犬であろう犬に会いに行きます。
もちろん、そこで我が家の飼い犬であることが確認できた場合、すぐに引き取ることが出来ます。
なので、飼い犬が逃げた場合、呑気に待つのではなく、速やかに保健所に連絡することが大事です。
保健所から柴犬が見つかったという連絡を受けた!
我が家の柴犬も、保健所に逸走情報を登録しました。
そして、しばらく経ってから、柴犬の保護情報の連絡が保健所のおっちゃん(職員さん)から入りました。
「あっ、サーファーパパさんですか?実は、柴犬を保護された方がいると連絡がありました。サーファーパパさんの自宅から近い場所で保護されています。保護された日付から見ても、逸走したワンちゃんの可能性が高いですね。会ってみますよね!?ちゃんと、首輪もしてるので野良犬でもないですし。ちなみに、赤い首輪をしているそうですよ。」
犬種は柴犬、保護日もうちの柴犬の逃走日と合致します。
しかし、その連絡には少々の違和感があったのも事実。それは、保護された柴犬の首輪の色が全く違うという所。。。
うちの柴犬は茶色い首輪。一方、保護された柴犬の首輪は赤色とのこと。
でも、私の住む街はそんな大きくないので、心優しき誰かが、逃走中のうちの柴犬に首輪でもプレゼントしてくれたのかた~?なんて思ったり、
保健所のおっちゃんが首輪の色を聞き間違えたんだろうな〜?なんて思ったり、、
まぁ、実際に見に行けば全てが分かることです。
私は保健所のおっちゃんに
「分かりました。連絡ありがとうございます。ウチのワンちゃんの可能性が高そうです。会いに行って見ますので、保護してくれた方の連絡先を教えて下さい。」
と伝え、とりあえず柴犬を引き取りに行くことに決めました。
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犬を保護してくれた方に連絡
まずは、保護してくれた心優しい方に連絡しました。
「サーファーパパと申します。保健所から連絡を頂きました。うちのワンちゃんの可能性が高そうですので、一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」
保護してくれた方は、優しそうな声の、よく喋るオバちゃんでした。
「あら、良かったわ。飼い主さんね。いつでも来てください。住所は〇〇です。可愛い柴犬ですね。でも、保護した時は何かげっそりしていて、身体中はノミだらけだったんですよ。だから私、シャンプーしておきましたよ。そしたら、すごいスッキリと綺麗になりました。あと、ご飯もたっぷりあげときました。今では、とても元気そうです。昨日なんて、公園にお散歩も行きましたよ、ウフフ」
なるほど。たしかに家から近い。うちのワンちゃんだろう。優しい方に保護されて、ウチのワンちゃん良かった、、、と、思いましたが、、、またまた違和感を覚えたのも事実です。
げっそりしてたって???
まぁ、2,3日程は逃走していた可能性がありますからね。お腹は空いていたでしょう。でも、げっそりする程かなぁ?
身体中ノミだらけだって???
うちの柴犬、そんな状態に陥ったことありませんがね。相当変なところを逃走したのでしょうか?でも、そんなに効率よく身体中にノミがくっつくのかなぁ??
まぁ、いい。
おそらく、うちの柴犬は、紆余曲折を経て保護されるに至ったのでしょう。私の知っている、うちの柴犬ではもう無いのかもしれません。
様々な違和感および不安を抱えたまま、我が柴犬と思わしきワンちゃんに会いに行く必要が出てきました。
しかし、私は仕事があり、保護された方に会いに行くことは出来ません。
ココは、私の妻にこの重大な任務を任せることにしました。
私は、嫁に伝えました。
「多分、うちの柴犬だと想うんだけど、もしかすると違う可能性も捨てきれない。まぁ、長年飼っているワンちゃんだ、一目見れば分かるだろう。うちの柴犬だったら、すぐに引き取ってね。久しぶりの再開になるんだ。すごい喜んで飛びついてくるだろうから、名一杯愛情を注いであげてね。あと、保護してくれたおばちゃんは、シャンプーしてくれたり、ご飯をあげてくれたり、散歩までしてくれたようだ。そこそこの手みあげも添えて行ってほしい。頼んだよ。ちなみに、よく喋るおばちゃんだったから、覚悟しといたほうが良いよ。」
嫁は、ニコニコ頷き、早く逢いたいと言ってました。私に任せとけと。。。。
そう言って、私は仕事に向かいました。嫁は柴犬のもとに向かうことでしょう。
しかし、私は結構大事なことを伝え忘れていたことに気が付きました。
「そういや、首輪の色がぜんぜん違うみたいよ。」ってね。。。
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飼い犬との再開?!
私の嫁は、早速、我がワンちゃんと思わしき柴犬に会いにいってくれました。
まずは、保護してくれた、よく喋るおばちゃんと、沢山のおしゃべりです。
「ノミだらけだった。だから、しっかりシャンプーした。とか、公園に毎日散歩いった。とか、犬が大好き。とか、今は主人も定年で毎日ゆっくり過ごしている。とか、他いろいろ・・・」
そして、遂に、逃走した我がワンちゃんと再開です。
おばちゃんが、
「これが保護したワンちゃんです。オタクのワンちゃんですか?よく確認してくださいね」
・・・・
・・・・
・・・・
嫁は、こう思ったそうです。
(これ、うちの柴犬かなぁ?なんか、違う気もするなぁ。)
(うちの柴犬は、濃い茶色だけど、この柴犬はクリーム色だな。いや、オフ・ホワイトってやつ。。。)
(でも、しっかりシャンプーしたから、毛色が少し落ちたのかな?うん、多分そうだ)
(あれ、首輪の色が違うな)
(多分、このおばちゃんが新しく付けたんだろう)
(そもそも、私に懷いていない、ていうか、怯えてない?全然寄ってこないし、しっぽ振ってないし。。。)
(でも、しばらく見ていると、うちの柴犬にもみえてくるな~)
(うん、多分うちの柴犬だ)
・・・・
・・・・
嫁は、よく喋るおばちゃんにこう言いました。
「ありがとうございます。これ、うちのワンちゃんです。連れて帰りますね、ウフフ」
・・・・・・・・・・
皆さん、嫁、ばかやろですよね(笑)
うちの犬の要素は皆無ですが、連れて帰りました。
ちなみに、嫁と一緒にうちの息子(5歳)も行ったのですが、息子は「これ、うちの犬じゃない!!」って、すごい泣いていたようです。
この時点で、薄々感づいているかもしれませんが、十中八九うちのワンちゃんじゃありません。
でも、連れて帰りました。
ばかやろですね(笑)
次回へ続くよ!!
意外と、書いてみると長くなりましたので、続きは次回に続きます。
次回は、嫁が引き取ってきた柴犬は本当にうちのワンちゃんだったのか?
うちのワンちゃんに無事出会うことが出来るのか??
を、紹介します。
乞うご期待ください:D