2020年の東京オリンピックでは、サーフィンが正式種目に決定され、これからサーフィンを始めようと思っている方も多いと思います。
ご存知のように、サーフィンは自然を相手に楽しむスポーツです。
自然のありがたみを体全体で体験できる魅力がある一方、自然の脅威を感じる瞬間も多々あります。
特に、台風が近づいているときの海や、風が強い時の海は危険を伴います。
カレント(離岸流)で、沖に流されたり、
大きな波にのまれて溺れてしまったり、
自分のサーフボードで、自分や他人に怪我を負わせることになったり。
初心者の方は元より、中級者・上級者であっても、常に細心の注意を払って、海と対峙することが大切です。
特に、サーフィン中の怪我はいつ起こるか、予測出来ないですからね。
サーフィン中に怪我をした!!
さて、そんな(どんな?)万年初心者な私ですが、
「サーフィンのフィンが太ももにぶっ刺さる」という怪我をしました。
私は忘れもしません。
2017年8月3日 木曜日 AM7:00頃です。
その日は、台風が太平洋沖を過ぎたあたりで、風も弱く、サイズは胸肩、アウトからキレイに波が割れる、なかなかのグッド・コンディションでした。
しかし、その時間帯は干潮で、ミドルからインサイド付近で急激に水深が浅くなる場所がありました。
↑※急激に浅くなるところは、波の勢いが増します。
あの日、
あの時、
あの場所で、
私の乗ったあの波は、
折悪しく、その浅い場所で一気に勢い付きました。
私は、そこでワイプアウトしたのでした。
「あっ、波に巻かれてしまった」
っと、思ったのも束の間、、
ドゥズゥゥゥーーーーーン。
太ももに鈍痛が走りました。痛いですね。
とりあえず、足が付く(水深が浅い)ところだったので、足痛いけど、サーフボードが壊れていないかチェック!!
(体よりサーフボードを心配する。ここがサーファーの悲しき性ですね)
まずは一安心です。
サーフボードは無事でした。
しかし、
フィンがひとつ、根元から折れていました。
やってしまった、フィンを壊した。フィンを買わねば。
と、思ったと同時に、意識は足へと向かいました。
フィンが折れたということは、足の鈍痛の原因は、フィンが刺さったということか・・・
私は、恐るおそる己の太ももを確認しました。
まず、ウェットが切れています。
左足の太ももです。膝上10センチ付近です。
切れたウェットのさらに奥を見てみます。
何か太ももに「穴」が開いていますが。
血もダラダラ出ています。
骨は見えていませんが、横幅6センチ、深さ2~3センチくらいを、グッサリやってしまった様です。
もちろん、海から上がりました。太ももがジンジンしますね。
ウェットを着替え、
傷をタオルで硬く縛り、
急いで帰路に就きました。海から家までは、車で10分ほどです。
救急車を呼びました、そしてサイレンは消せません
さて、家につきましたが、まだ痛い。
傷は大きく深いことが良く分かりました。間違いなく、縫う必要があります。
しかし、時刻は朝7:30です。もちろん、病院はやっていません。
私は、救急車を呼ぶことにしました。
傷を負った経緯を話し、私の年齢、性別、現在いる場所を伝えました。
10分以内に到着するそうです。
私は、近所の目を気にして、
「家の近くになったら、サイレンを止めて欲しい」
と、頼みましたが無理との回答。何か理由があるのでしょう。
おかげで、救急車が家に到着した途端、近所の方々が、私の家周辺に集合してくださいました。
取りあえず、救急車に乗り病院に直行できます。一安心です。
では、長くなりましたので、続きは次とさせていただきます。
次回は、
- なんと、救急隊員が知っている人だった
- ついに、太ももを縫合手術を開始
- いつ抜糸?縫合手術後の経過
- 完全に治るまで
を、お送りしたいと思います。
<関連記事>
サーフィン上達プログラム【ASPアジアチャンピオン・現役プロサーファー小川直久 監修】サーフィン初心者に効果あり
<次回>
3 Comments